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骨粗鬆症最新情報
中外・大正製薬株式会社が進めている新薬の臨床試験結果が良好だそうです
中外・大正製薬株式会社は9月22日、両社で日本国内において骨粗鬆症を対象に共同開発を進めている骨粗鬆症の薬の臨床試験がいい結果だったようです。
旭化成ファーマより開発されていた骨粗鬆症の治療薬である「テリボン皮下注用56・5μg」(一般名はテリパラチド酢酸塩)が開発中止になりました。
以前最新ニュース(http://0109na.xsrv.jp/honeheru/30/137/000648.php)に書いていました、旭化成フォーマの「テリボン皮下注用56・5μg」(一般名はテリパラチド酢酸塩)ですが、今回日本国内での開発を中止するという発表が行われました。
「骨粗鬆症の治療薬を飲み忘れた!」ということがない時代が来るかもしれません
骨粗鬆症にしろ他の病気にしろ、慢性の病気には薬を継続的に飲まないといけないというデメリットがあります。
毎日飲まないと行けない薬は返って忘れ難いものですが、一週間に一回とか、月に一回とかの薬はどうしても忘れがちになりますね。
ビタミンEを摂り過ぎると、骨粗鬆症のリスクが上がる可能性があることがわかりました。
慶應義塾大学の竹田秀医学部特任准教授、伊藤裕教授らと、東京医科歯科大学、東京大学、大阪医科大学による共同研究グループの研究によりますと、適度なビタミンEの摂取はもちろん大丈夫ですが、度を過ぎた摂取は返って骨粗鬆症のリスクを上げる可能性があることがわかったとのことです。
骨粗鬆症の進行を抑えるのに役立つ遺伝子が発見されました。
東京医科歯科大と沖縄科学技術大学院大、松本歯科大の研究チームが骨粗鬆症の進行を抑えるのに役立つと思われる遺伝子を発見したそうです。
以前話題になった倖田來未の草ダイエットは、骨粗鬆症になる可能性がある?
かなり前になりますが、倖田來未さんが妊娠後の体重をもとに戻すのに、鍋料理の「草」しか食べない「草ダイエット?」をして14〜15kg体重を戻したというニュースがありました。
http://news.mynavi.jp/news/2012/12/28/115/
そのニュースにドクターが、草だけ食べていたらタンパク質不足になり骨粗鬆症になる可能性もあると書かれてありました。
そこで、タンパク質不足と骨粗鬆症とにはドクターが言っているような関係性があるのか?
あるのであれば、どんな関係性があるのかをちょっと調べてみました。
閉経後、なぜ骨粗鬆症になりやすいのかがわかってきました
慶應義塾大学の医学部整形外科教室の研究グループによりますと、
「低酸素環境で安定する蛋白HIF1αが閉経後の骨粗鬆症発症に重要な働きを担っている」ということを発見したそうです。
「ビスフォスフォネート系骨吸収抑制剤イバンドロン酸ナトリウム水和物」の試験成績を発表
以前こちら
http://0109na.xsrv.jp/honeheru/30/137/000673.php
で紹介した月一回の投与で済む「ビスフォスフォネート系骨吸収抑制剤イバンドロン酸ナトリウム水和物」をご紹介しましたが、その試験成績を中外製薬・大正製薬が発表したそうです。
中外製薬と大正製薬によりますと、共同開発中のビスホスホネート系骨吸収抑制剤イバンドロン酸ナトリウム水和物注射剤の臨床試験の成績がでたそうです。
その概要ですが、一言で言いますと「良好な結果」と言えるようです。
臨床内容ですが、大まかな内容は
<対象者>骨粗鬆症患者
<対象者数>1,265名
<試験方法>無作為化二重盲検群間比較試験
<投与期間>「イバンドロネート注射剤」を3年間投与
<対照薬物>リセドロン酸ナトリウム水和物(2.5mg錠
連日経口投与)
となります。
その結果、椎体骨折(脊椎圧迫骨折)の発生頻度と安全性がどうだったかですが、
<イバンドロネート注射剤>
0.5mgの場合発生頻度は19.9%
1.0mgの場合発生頻度は16.1%
<リセドロン酸ナトリウム水和物>
17.6%
となり、イバンドロネート注射剤が特異に劣勢ということはありませんでした。
また、安全性ですが海外での試験結果と遜色ない安全性が認められたそうです。
このことから、骨粗鬆症患者さんにとっては有意な結果となったため、中外製薬と大正製薬は、できるだけ早い時期に承認を得られるように取り組んでいくそうです。
患者さんにとっては、月一回の投与で同じ結果が出るのであれば、回数は少ないほうがいいでしょうね。
ソース元http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/detail/20130419113000.html
理化学研究所発のビタミンDを詳しく検査できるキットが販売されるそうです
理化学研究所発のビタミンDを詳しく検査できるキットが販売されるそうです
このサイトでも、いろいろな視点からビタミンDと骨粗鬆症の密接な関係を解説していますが、実はビタミンDはこちらのサイトで詳しく解説されているように血中カルシウム濃度によって、24,25OHビタミンDと25OHビタミンDとに分けられます。
つまり、この2種類のビタミンDの濃度を別けて計らないと、正確な血中カルシウム濃度はわからないんですね。
今までの骨粗鬆症検査キットでは、この2種類のビタミンDを分類して検査することが困難でしたので、正確な血中カルシウム濃度がわかりませんでした。
しかし、今回理化学研究所が開発した「ADLibシステム (Autonomously Diversifying Library System)(R)」というシステムを使うことで、2種類のビタミンDを正確に識別できるようになりました。
その結果、いままでより正確な骨粗鬆症の診断が可能となるそうです。
販売は株式会社カイオム・バイオサイエンスが行うそうです。
以下独立行政法人 理化学研究所 発表記事より引用
-
ビタミンDはカルシウムの恒常性、骨代謝などにおいて大変重要な役割を果たすことが知られています。従来法では、24,25OHビタミンDと25OHビタミンD(25ヒドロキシビタミンD)を識別することはできませんが、これを識別することで骨粗鬆症やクル病などの診断に大きなインパクトを与えることが期待されます。
1ヶ月に1回の投与ですむ、ビスフォスフォネート系の骨粗鬆症治療薬が製造承認されました
1ヶ月に1回の投与ですむ、ビスフォスフォネート系の骨粗鬆症治療薬が製造承認されました。
中外製薬と大正製薬の共同開発で行なってきたビスフォスフォネート系の骨粗鬆症治療薬が今回製造承認されました。
やはりなんでも摂り過ぎはいけないようです
スウェーデンのウサラ大学医学部Karl Michaelsson氏らの研究グループによりますと、骨粗鬆症予防に欠かせないカルシウムの過剰摂取は、返って心血管疾患やその他の病気で死亡する危険性が高くなることがわかったそうです。
研究では、39歳から73歳までのスウェーデン女性61443人を対象として19年間追跡調査を行ったそうです。
気になる研究結果ですが、
井村屋と近畿大学が共同研究で、骨粗鬆症の予防・改善に小豆煮汁が効果があると発見しました。
近畿大学のプレスリリースによりますと、
井村屋との共同研究で、小豆の煮汁に含まれる成分が骨粗鬆症の予防・改善に効果があると発表しました。
そもそもなぜこの共同研究が始まったかというと、井村屋さんは小豆を中心とした商品を製造販売しているんですね。
なので、当然毎日大量の小豆の煮汁が出るわけです。
この大量に出る煮汁を何かに利用できないかということで、研究が始まったようなんですね。
今回の研究では、ポリフェノール成分が豊かな小豆を煮た煮汁の中の抽出液を実験に使用したそうです。
具体的には、この抽出液をマウスの骨芽細胞に加えて様子を見たんですね。
リンク先にも書いていますが、骨芽細胞は非常に簡単に言えば、骨を作る細胞ですのでその細胞の働きが良ければ骨の細胞増えるんですね。
結果ですが、アルカリフォスファターゼという酵素の活性が向上したとのことです。
つまり、細胞の働きが良くなったということを意味します。
反対に、骨を破壊する細胞に破骨細胞がありますが、今度は反対に、骨を破壊する作用を促す酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼという酵素のの活性は下がったんです。
つまり、骨を作る細胞の働きがよくなり、反対に骨を減らす細胞の働きが鈍くなったということなんですね。
骨を作る>骨を減らす
なので、小豆煮汁の成分の中に骨粗鬆症を改善する働きがあることがわかったとのことなんです。
小豆は比較的高齢者の方にとって、人気がある食材ですので、井村屋さんでは今後、この小豆の煮汁を使った商品開発を進めていくそうです。
介護費用の増加と骨粗鬆症検診率との密接な関係とは?
介護費用の増加と骨粗鬆症検診率との密接な関係とは?
我が国の介護費用は、年々増加し続けています。
<厚労省 介護費用と保険料の推移>
高齢化に伴い、介護費用の増加は当然予測できることですが、高齢者自身や家族で介護費用の増加を抑えることができることがあります。
介護で最も大変なことの一つに「寝たきり状態になる」ことが挙げられます。
この寝たきり状態になる最も大きな原因の一つが「大腿(だいたい)骨頸部骨折」です。
この脚と腰をつなぐ部分の骨が骨折することで、かなりの割合で寝たきりの状態になってしまいます。
そうなると当然、今まで自立したり介護度が低かったりした高齢者の要介護度が高くなって、介護費用も高くなってしまいます。
それを防ぐために欠かせないのが、「骨粗鬆症検診」なのです。
骨粗鬆症検診では、骨折の原因となる骨粗鬆症かどうかを検査することで、市町村が健康増進法に基づき実施しています。
女性を対象に40歳から5歳ごとに行います。
この骨粗鬆症検診を受けることで、骨粗鬆症予防や早期の治療が可能になって骨折を防ぐことも可能になるのです。
しかし、残念なことにこの骨粗鬆検診の受診率は全国平均で5%以下というとても低い数値になっています。
ですので、この記事を読まれて骨粗鬆症検診をまだ受けていない女性の方は、是非ご自分の市町村の骨粗鬆症検診を受けられることをお勧めします。
半年に1回の皮下注射でOKの薬が承認されました
骨粗鬆症治療薬のデノスマブ(商品名:プラリア皮下注60mgシリンジ)が2013年3月25日に製造承認を取得していますが、この薬、今までの骨粗鬆症の薬とは大きく違うところがあります。それは、今までの骨粗鬆症の治療薬が、長くても月に1回程度の頻度で飲まないといけなかったのに比べ、このデノスマブという薬は、6ヶ月!!に1回程度の皮下注射でOKというものなのです。
飲み薬ではなく、皮下注射というところが少々難点ですが、それでも半年に一回なら十分に我慢ができるのではないでしょうか?
このデノスマブの作用ですが、RANKリガンドという骨を破壊する細胞のタンパク質を狙って作用を抑制するヒト型モノクローナル抗体になります。
簡単に言いますと、骨を破壊する破骨細胞のタンパク質のみを狙って、破壊するということになるかと思います。
骨を破壊する破骨細胞が減りますので、当然骨量が増えることが期待されるわけですね。
海外ではアメリカやヨーロッパなので数年前からすでに承認されていて、世界の60カ国で承認されているそうです。
やはり日本での承認は数年遅れますね。
気になる副作用ですが、
・低Ca血症(0.8%)
・背部痛(0.8%)
・γ-GTP上昇(0.8%)
・高血圧(0.8%)
・湿疹(0.7%)
・関節痛(0.6%)
などがあります。
また重大な副作用として、
・低Ca血症
・顎骨壊死
・顎骨骨髄炎
・アナフィラキシー
・大腿骨転子下及び近位大腿骨骨幹部の非定型骨折
・重篤な皮膚感染症
などが報告されているそうです。
使用にはドクターの十分な説明が必要になりますね。
参考記事
【新薬】デノスマブ
プラリア:6カ月に1回の皮下注で効く骨粗鬆症治療薬
感覚神経と、骨粗鬆症との密接な関係が明らかになりました。
慶應大などの研究グループが、骨の再生や骨代謝の調整などを行うことで骨量の維持という働きを、一般の感覚神経が関与していることを明らかにしました。
骨は、骨代謝という代謝作用によって常に破壊と再生を繰り返しています。
この、破壊と再生を適切に行うことで、骨が強く保たれるのですね。
骨の破壊が骨の再生より多い場合は、骨粗鬆症になるのですが、この骨代謝の調整等はどうやって行われているのでしょうか?
実はこれがすべて完全にはわかっていないのです。
最も有効な説は、ホルモンの一種が調整しているとされていますが、今回この研究グループがそのメカニズムの一部を解明したことになります。
研究の方法ですが、
・まず、セマフォリン3Aという、神経の伸長に関わる物質に着目
・このセマフォリン3Aが少ないマウスでは骨の細胞は正常。
しかし、骨密度が低下した結果、骨粗鬆症になった。
この現象をさらに詳しく調べた結果、
セマフォリン3Aが少ないマウスでは、感覚神経の骨への侵入が減少していた。
一方でセマフォリン3Aが正常のマウスでは、感覚神経の骨への侵入に異常がなかった。
このことから、感覚神経の侵入が低下すると、骨の再生能力が大きく阻害されるとかんがえられるのです。
今までの骨粗鬆症の治療方法は、骨が減少する、すなわち破壊を止めることが主流でした。
しかし、今回の研究結果で、感覚神経からのアプローチでの治療ができるかもしれません。
慶應義塾大学医学部が骨量の維持には、骨の感覚神経が大事な働きをしていることを見つけたそうです。
慶應義塾大学医学部腎臓・内分泌・代謝内科の研究グループ(竹田秀医学部特任准教授、伊藤裕教授ら)では、骨量の維持には骨の感覚神経がとても大事な働きをしていることを世界で初めて解明したそうです。
http://news.e-expo.net/pdf/2013/05/keio20130507.pdf
感覚神経とは?
感覚神経(かんかくしんけい)とは、体や内臓の感覚の動きを送信するために信号を伝える神経の総称である。頭部では脳神経、体部では脊髄神経として、受容体から離れて中枢に向かうので、求心性神経、知覚を感じ取るので知覚神経という名称でも呼ばれる。
(Wikipediaより)
この研究の発端は、
・骨にたくさんの感覚神経が侵入している
・この骨の中の感覚神経が骨代謝を調整していること
の2点にあるとのことです。
このことから、骨粗鬆症の治療に新たに「骨の感覚神経」が加わったことになります。
骨の感覚神経と骨粗鬆症がどのような関係であり、感覚神経がどのように骨粗鬆症に影響を及ぼしているかがわかれば、骨粗鬆症治療の有効な対策の手がかりになるでしょう。
味の素とエーザイから、月に1回の服用タイプの骨粗鬆症治療薬を販売するそうです。
味の素とエーザイから、月に1回の服用タイプの骨粗鬆症治療薬を販売するそうです。
薬というものは、飲むのを忘れたりめんどくさかったりで、出来れば飲む回数を減らしたほうが一般的にはいいのですが、今回月一回でいいという骨粗鬆症治療薬が販売するそうですね。
治療薬と服用の回数の関係を専門用語で「服薬アドヒアランス」というそうです。
今までの治療は、お医者さんが「週に1回薬を飲んでね」と患者に言って、患者がそれを守らなかった場合、症状が悪くなっても、「それは患者がきちんと薬を飲まなかったから」と言えたのですが、今からの考え方は、
「患者さんにできるだけ、薬を適切に飲んでもらうのも治療の一環」
となるそうで、その考えを「服薬アドヒアランス」というそうです。
私も、ある手術をしたあとに、毎日ホルモン剤を飲まないといけなくなりましたが、たまに忘れる時がありますもんね。
製造するメーカーは、あの味の素とエーザイだそうです。
錠剤タイプで医薬品の名前は
「アクトネル錠 75ミリグラム」
「ベネット錠 75ミリグラム」
になります。
「アクトネル錠 75ミリグラム」は味の素が、「ベネット錠 75ミリグラム」はエーザイが販売するそうです。
ちなみにこのお薬ですが、いわゆるビスフォスフォネート系の治療薬となります。
和歌山県で、梅の効果が骨粗鬆症にあるかどうかを調べる研究をするようです
平成25年2月18日からJA紀南と田辺市とでつくる「紀州田辺うめ振興協議会」(会長、真砂充敏市長)では、梅の成分の医学的効果を同JA女性部会などの協力を得て調べるとのことです。
梅は健康にいい食品と言われていますが、今回はこの梅の効果の中でも骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を重点的に、予防効果について調査するのことです。
同会は平成22年から、大阪河崎リハビリテーション大・県立医大とに調査研究を平成22年から委託していて、今までの研究結果として、培養細胞を用いた実験で、骨を形成する細胞の増殖を梅の抽出物が促進させる!?ことが、科学的に証明されているそうです。
期待できる結果が出たことで、人への臨床実験を行うことになりました。
対象はJA女性部会員ら約300人です。
2013年2月18日から田辺市や上富田町内のJA支所など5カ所で、最初の一次調査を実施します。
・骨密度や運動機能性の測定
・日常的に梅干しを食べているかといった食生活に関するアンケート
などが主な調査項目になります。
この調査結果の中から、特異性がある人のケースを選び、2次調査を新年度に実施します。
一次調査よりもより詳しく採血や骨密度測定等を行い、一定期間継続的に梅を摂ってもらった後で、骨密度等の数値の変化を追跡調査します。
その結果を受けて、効果のある梅の中の成分を突きとめるそうです。
私の父も、ほぼ毎日梅干しを食べていますが、80歳で現役です。
これも、もしかしたら梅の効果かもしれませんね。
ちなみになぜ、和歌山県かといいますと、和歌山県は梅の収穫量が日本一なんですね(^^)
原発性骨粗鬆症の診断基準が改訂予定だそうです。
現在、原発性骨粗鬆症の診断基準は、日本骨粗鬆症学会と日本骨代謝学会との合同の改訂検討委員会が設立されて、そこで改訂作業が進んでいるそうです。
「診断基準の改訂に向けて」と題したシンポジウムが、第14回日本骨粗鬆症学会の最終日に開催されました。
診断基準は2000年に改訂されました。
この改訂では原発性骨粗鬆症を、
(1)
脊椎X線像で骨粗鬆化がある。もしくは骨密度が若年成人平均値の70%未満である
(2)
脆弱性骨折(低骨量に伴い、軽微な外力によって発生した脊椎・大腿骨頸部・橈骨遠位端などの非外傷性骨折)がある─
の両方を満たす場合と定義しています。
その一方で、世界保健機関(WHO)では骨密度が
1)−2.5SD以下=骨粗鬆症
2)−1.0SD以上=正常
3)1)と2)の間を骨量減少
と定義しています。
まず最初に、近畿大学医学部奈良病院整形外科・リウマチ科教授の宗圓聰氏が改訂の概略に関して説明されました。
宗圓氏は、今回の改訂の目的が
・国際的な整合性を目指す
・新たな知見を盛り込む
ことであるとしています。
また、作業を進める上で、
・日本とWHOの基準の違いをどうするか
・骨密度測定部位とカットオフ値をどうするか
の2点が問題になったと振り返られました。
具体的な内容ですが、以下のリンクに詳しい内容が説明されています。
原発性骨粗鬆症の診断基準が改訂予定
http://goo.gl/ZkRqg
喫煙を十代で始めると骨粗鬆症になりやすい?
米シンシナティ小児病院メディカルセンター青年期医学部研究責任者のLorah Dorn氏らの研究によりますと、骨粗鬆症になるリスクが女子で十代の頃に始めると高いことがわかったそうです。
十代といえば、人生で最も成長が激しい時期ですね。
その重要な成長期に、喫煙をしていると骨があまり作られなくなるとのことです。
「Journal of Adolescent Health」12月4日号にこの研究結果が掲載されています。
11〜19歳の黒人および白人の女子262人を対象に、Dorn氏らは、喫煙・アルコール・不安・抑うつが骨形成に及ぼす影響を検討しました。
研究は3年間行いその間に被験者は臨床検査を受け、Dorn氏らは全身の骨塩量と骨密度を測定したそうです。
また同じ時期に不安の症状・抑うつやがあるかないか、喫煙や飲酒をどれだけ行なっているかその頻度を尋ねたそうです。
その結果ですが、3歳時の骨量は喫煙量に関係なく全例同じだったそうです。
しかし、喫煙回数が多い被験者は少ない被験者に比べ、腰椎および全股関節の骨密度が19歳ごろまでに低下することが分かったとのこと。
一方で、アルコールは骨密度に影響しなかったそうです。
Dorn氏はこのように述べています。
「人の骨は初潮の頃の2年間でその多くが形成され、人生の後半になる40年で失われる。
私が知っている限り、この研究は初めて女子の喫煙と抑うつ症状が、青年期の骨増加に悪影響を及ぼすことを示した長期研究である」
今回の研究では十代女子における骨密度低下と喫煙との関連性は明らかにしました。
しかし、この研究で因果関係は証明されていないとのことです。
日本では十代の喫煙はもちろん法律で禁止されていますが、骨粗鬆症からも喫煙はやめたほうがよさそうですね。
みかんをよく食べると、閉経後の骨粗しょう症を防止することができる?
農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)果樹研究所によりますと、みかんをよく食べている閉経後の女性は骨粗しょう症になりにくいことがわかりました。
これは、4年間の追跡調査で明らかとなったとのことです。
対象者は浜松市北区の旧・三ヶ日町の地域住民457人(男146人、女
311人)だそうです。
浜松医科大学と共同で、同研究所は温州みかん(三ヶ日みかん)の生産が多い同地区住民を対象とした調査を行なっています。
開始時期は2003年度で、内容は栄養疫学調査(三ヶ日町研究)になります。
この調査では、カロテノイド色素の一つ「β(ベータ)-クリプトキサンチン」の血中濃度と、骨粗しょう症の発症リスクとの関連について調べられたそうです。
このカロテノイド色素の一つ「β(ベータ)-クリプトキサンチン」は温州みかんに特徴的に多く含まれる物質になります。
果物や野菜に含まれる抗酸化物質であるカロテノイド色素は、摂取することで骨密度低下の予防効果があるそうです。
調査の結果ですが、骨粗しょう症の発症リスクは、
1)みかんを毎日1個食べるか、食べないかの人たち(血中β-クリプトキサンチンが低濃度のグループ)
2)みかんを毎日4個程度食べる人たち(血中β-クリプトキサンチンが高濃度のグループ)
1)のグループを1.0とすると2)のグループは0.08となり、92%も低いことが分かりました。
ミネラル類・ビタミンの摂取量などの影響を排除しても、同じ傾向になったそうです。
また、新たに骨低下症や骨粗しょう症を調査開始後に発症した閉経女性では、調査開始時における血中β-クリプトキサンチン濃度が、
・骨低下症では1.59 μM(マイクロモーラー)(平均値1.94 μM)
・骨粗しょう症では1.16 μM(平均値1.94
μM)
と、健康な人よりも統計的に低くかったそうです。
6種類(リコペン、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチン)のカロテノイド色素を、今回調査したとのことですが、そのうち、骨粗しょう症の発症リスク低減と有意な関連が認められたのはβ-クリプトキサンチンだけだそうです。
しかし、閉経前の女性や男性には、上記のような有意な関連はみられなかったとのことです。
ソース先
http://goo.gl/ZMpz8
味の素製薬と武田薬品が、2012年12月25日、月1回の投与製剤の製造販売承認を、厚労省より取得しました。
味の素製薬と武田薬品が、2012年12月25日、月1回の投与製剤の製造販売承認を、厚労省より取得しました。
投与製剤の名前は、
「アクトネル(R)錠75mg」→味の素製薬が製造、エーザイが販売
「ベネット(R)錠75mg」→武田薬品は製造・販売
一般名
「リセドロン酸ナトリウム水和物」
になります。
製造販売承認は、両方の製薬会社が保有するとのことです。
この薬は、骨粗鬆症の治療薬として、世界中の約100カ国で販売されています。
月一回の投与については、2008年から海外でも販売されています。
月1回の投与で済みますので、患者さんへの負担の軽減になりますね。
リセドロン酸ナトリウム水和物製剤とは?
ゾレドロン酸(ゾレドロネート)が男性の骨粗鬆症の患者にも有効であることが掲載されました
骨粗鬆症は、主に女性患者の割合が高いため、女性に対して薬が有効かどうかがニュースになりますが、男性患者の数も決して少なくはありません。
今回、50歳以上の男性の骨粗鬆症患者約1,200人を対象として、二重盲検無作為化試験を行った結果、ゾレドロン酸(ゾレドロネート)が有効であるという研究結果の論文が、MEJM誌に掲載されました。
この実験の結果、約67%の男性の骨折リスクが軽減されたということです。
男性患者さんにとっては、非常に希望が持てるニュースですね。
詳しい内容は、こちらに掲載されています。
http://bit.ly/QVy2nE
国内で承認されている「ゾレドロン酸」医薬品添付文書
http://bit.ly/YfetZE
中外製薬が、月一回の骨粗しょう症治療注射薬を国内で申請したそうです
7月18日、中外製薬と大正製薬が、月1回の注射薬を国内申請したそうです。
薬剤の名前は、ビスフォスフォネート系骨吸収抑制剤イバンドロン酸ナトリウム水和物(開発コード:中外「RG484」、大正「CT-064」)で、ワンショットで投与できるそうです。
同じようなビスフォスフォネート系の、月1回の投与タイプの薬剤はアステラス製薬の「ボノテオ錠」、小野薬品の「リカルボン錠」があります。
国内申請によって、月1回で済む新たな薬の誕生も間近なようですね。
また、両社は注射薬ではなく、経口(口から飲む)での薬も共同開発しているそうです。
経口だとさらに、患者さんの負担が軽くなりますね。
詳しい情報はこちらになります。
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/42860/Default.aspx
トクホのコーラが売れに売れているそうです!
突然ですがあなたは、炭酸飲料、特にコーラ系はおすきでしょうか?
もしくは、ご家族の方でコーラ系がおすきな方がいらっしゃいますか?
実は、何を隠そう私も結構のコーラ好きなのです。
私が小さい頃は、合成着色料などを使った、派手な色の飲料がメインで、
友達と一緒に駄菓子屋さんで買うのは、コーラ系ばかりでした。
というより、それしかありませんでした。
ただ、家が裕福ではなかったので毎日買うことはできず、
お小遣いをためて買っていましたので、その頃のトラウマが今、思う存分飲んでみたいという気にさせるのかもしれませんね。
さて、一般的にコーラなどの炭酸飲料は、健康に対して良くないイメージが強く、コーラを飲んで健康になりましょうということは聞かれませんね。
なので、コーラを飲んでいると、家族からよく「コーラは健康に良くないから、あまり飲まないように」と言われます。
ちょっと後ろめたい気持ちで飲んでいる方が殆どではないでしょうか?
こんな、健康を気にする方には、陽の目を浴びなかったコーラが、いまバカ売れしているそうです。
といっても、通常のコカ・コーラではなく、その名も、「メッツコーラ」といいます。
では、この「メッツコーラ」通常のコーラと何が違うかと言いますと、
コーラ系では初めて「トクホ」の指定を受けたコーラなんです。
「トクホ」は最近よく聞く言葉ですが、これは「消費者庁(以前は厚生労働省)許可特定保健用食品」の略語になります。
簡単に言うと、国が健康に良い機能を持っている正式に認めた飲料ということになります。
主な特徴は、
・糖分が0
・カロリーは、5kcal〜15kcalで通常のコカ・コーラの15分の1以下
・食物繊維の一種である「難消化性デキストリン」を配合
などになります。
もちろん、トクホだからいくらでも飲んでもいいという訳ではありませんが、今まで飲んでいたコーラを、これに変えてみるのもいいかもしれませんね。
メッツコーラの記事はこちら
http://bit.ly/IRvXRe
トクホの説明はこちら
http://bit.ly/4quPAg
公式HPはこちら
http://www.beverage.co.jp/mets/cola/
Amazonでのお買い物はこちら
http://amzn.to/KYDFtD
富士フイルムから、骨塩量をすぐに測定できるサービスが開始されます。
骨粗しょう症の検査方法は、主にX線や超音波での骨塩定量測定が主流ですが、特に普及しているのはX線撮影で行うDIP法というものです。
しかし、このDIP法は検査結果に時間がかかるという欠点がありました。
以前から、富士フイルムが開始したサービス(ダイレクトに骨塩量を計測できるデジタル骨塩定量測定サービス「+DIP」)では、測定時間が短縮されていましたが、今回あらたにサービスを開始する「+DIP for DR」は、医用画像診断ワークステーション「C@RNACORE」上で、医療施設向けクラウドサービスでの従量課金システムを使用ことで、システム導入時の初期投資を抑えることができるようになるそうです。
詳しい情報は下記、富士フイルムのサイトをご覧になって下さい。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0627.html
骨粗鬆症に使用する、ビスフォスフォネートが宇宙でも有効という結果が出たそうです。
宇宙に興味がある方なら、承知の事実ですが、宇宙では無重力ですので地上と比べて急激に筋肉が減っていきます。
そのまま宇宙ステーションの中で何もしないと、地球に帰ってきた時、立ち上がることすらできないことになります。
ですから宇宙飛行士は、無重力状態の中でも毎日決まった時間必ず運動をすることを義務付けられています。
同じように、筋力低下ほどはあまり知られていないことですが、実は骨密度も月に1.5%程度ほど低下していきます。
昨年、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在された日本人宇宙飛行士の古川さんが、今回この骨密度の低下について実験をされました。
具体的には、骨粗鬆症の治療薬(ビスフォスフォネート)を用いることで、長期宇宙飛行の骨量減少と尿路結石リスクを軽減させるという実験です。
実験の概要は、
●宇宙ステーションに滞在中、毎週1回経口薬のビスフォスフォネートを服用する。
●宇宙飛行士の前と後とで「骨密度」「尿路結石」の検査を行い、その違いを検証する。
という方法です。
気になるその結果ですが、なんと骨密度現象を抑えられるという結果が出たそうです。
ビスフォスフォネートは宇宙でも有効という可能性が高くなりましたね。
詳しい実験内容と結果がJAXAのこちらに報告されています。
【新製品情報】 旭化成ファーマより、テリボン皮下注が発売されました。
旭化成ファーマより11月25日、骨粗鬆症の治療薬である「テリボン皮下注用56・5μg」(一般名はテリパラチド酢酸塩)を新たに発売しました。
http://www.yakuji.co.jp/entry24907.html
<テリボン>ひと副甲状腺ホルモン(PTH)製剤 旭化成ファーマが創製。
この治療薬は、骨の質を改善しつつ骨量を増量することで、骨の強度を強くする骨形成促進作用があります。
国内第III相試験の結果によりますと、週1回、合計72週の皮下投与の方法を行った結果、プラセボー群と比較して新規椎体骨折の発生リスクが78・6%も減少しています。
<用法・用量>テリパラチド酢酸塩56・5μgを1週間に1回皮下注射し投与は72週間までで行う。
<薬価>1瓶1万2971円。56・5μg
薬食審医薬品第一部会で、光学分割の睡眠導入剤などの5件について審議が行われ了承されました。
11月7日、帝人ファーマの骨粗鬆症治療薬「ボナロン」(4週1回の点滴静注で大丈夫)など5件を薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会が審議し了承しました。
http://www.yakuji.co.jp/entry24775.html
■帝人フォーマボナロン点滴静注バッグ900μg
アレンドロン酸ナトリウム水和物が有効成分で、骨粗鬆症に効能・効果がある新用量・剤型の薬です。
週1回投与のボナロン錠など、今までの経口(口から取る)ビスホスホネート系の薬剤では、逆流などの食道障害の危険性がありました。ですので服用後は最低30分は横になることができませんでした。
今回、注射剤にしたことで、こうした制約がなくなったそうです。
再審査期間は4年で、海外での承認はないそうです。
ケチャップで有名なカゴメが、骨の破壊を抑制する物質の解明をシたそうです
東京農工大学工学部とカゴメ株式会社総合研究所が共同で研究したところによしますと、骨の破壊をリコピンが抑制することと、さらにその仕組を試験で明らかにしたそうです。
この研究内容は、ISNFF(国際機能性食品学会)2011年度大会(11月14日〜17日、ロイトン札幌)で発表されるそうです。
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0297113_01.pdf
以下、関係者の方のコメントです、
歯周病・骨粗鬆症等々、主に炎症が関与する骨の病気は、高齢化が進んでいるため近年は社会的な影響も大きくなっています。
つまり、その予防は重要な課題となっています。
炎症を伴う骨の破壊の原因は(以下骨吸収と表記)はインターロイキン−1(IL−1)と呼ばれる炎症関連因子によって、骨吸収をコントロールする破骨細胞という細胞の数が増えることです。
この研究において、IL−1 による破骨細胞数の増加をリコピンが抑制することを明らかにしました。
このことから、リコピンが骨の病気を予防するという効果が期待できるのです。
■なぜこの研究をおこなったのでしょうか?
なぜ骨は強くしなやかなのでしょうか?
それは、全ての骨が古くなった部分を自ら壊し、壊された部分を新しく再生するメカニズム(以下骨形成と表記)があるからなのです。
しかし、骨吸収(骨を作るもと)と骨形成(骨を作ること)のバランスが丁度良くならず、骨吸収が極端に進むことがあります。
この状態が、いわゆる骨粗鬆症状態なのです。
骨吸収には、さまざまな研究により活性酸素が強く関与していることがわかっています。
また、リコピン(トマトに含まれる色素 赤い)は、活性酸素消去能がとても優れています。
このことから、リコピンには骨吸収の抑制効果が期待されます。
そこでこの研究では、リコピンがRANKL(破骨細胞形成誘導因子)発現に与える影響と破骨細胞形成に与える影響とについて検討されたそうです。
京大が骨粗しょう症の解明につながる研究結果を発表しました
京都大学が、タンパク質ナノモーターの回転軸の詳細構造を解明したそうです。
タンパク質ナノモーターの回転軸の構造を解明することで、骨粗鬆症などの疾病に関与するV型ATPaseの活性調節機構の解明に繋がるものと期待されるそうです。
細菌からヒトまで多種多様の生体膜中にV型ATPaseは、存在しています。
また、このV型ATPaseは水素イオンを運ぶことで膜内外のpHを調整しています。
V型ATPaseはがん細胞の細胞膜や骨をつくるのに関わる破骨細胞にも存在しています。
このことから、がん細胞や骨粗鬆症の増殖・転移に関与していることがすでに解明しています。
つまり、V型ATPaseの分子メカニズムを知ることで創薬への応用、これら疾病の理解に繋がる重要な知見になるのです。
本研究では、V型ATPaseの活性調節のしくみを明らかにすることを目的として、V型ATPaseの回転軸であるDF複合体の立体構造を解明することを試みました。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=296825&lindID=5
V型ATPaseの詳しい解説はこちら
http://lifesciencedb.jp/dbsearch/Literature/get_pne_cgpdf.php?year=2004&number=4912&file=8zoxPLUScFBlQYQBvepo870hw==
China Radio Internationalに骨粗鬆症の予防と治療が載っています
<科学衛生>という見出しで、骨粗鬆症の予防と治療について分かりやすく解説されています。
骨粗鬆症の新しいSNPを発見したそうです
骨粗鬆症の発病原因になる、新しい要因(SNP)を、独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)が発見したそうです。
研究グループでは、全ゲノムレベルでのケース・コントロール相関解析という研究方法を使用して、発見したそうです。
日本イーライリリーが骨粗鬆症用薬の「フォルテオ」を自主回収することになりました。
日本イーライリリーが骨粗鬆症用薬の「フォルテオ」を自主回収することになりました。
フォルテオはイーライリリーの骨粗鬆症治療薬ですが、薬そのものではなく、注入する際の注入ボタンに不具合があったようです。
具体的には、一部の製造ロットで注入ボタンが正常に作動しないものが見受けられたとのことです。
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/40783/Default.aspx
大豆の健康パワーについて解説されています
日本人は、とても大豆が好きな民族ですが、ここに大豆の健康パワーの解説が載っています。
厚労省が、カルシウム摂取量と腰椎骨折のリスクとの関係を発表しました
厚生労働省研究班の発表よりますと、カルシウム摂取量が少ないと女性は、約2倍もの腰椎骨折のリスクが高まるそうです。
いわゆる骨折のリスクとカルシウムの摂取量との関係は、はっきりしてませんでしたが、今回の厚労省の発表で、かなりはっきり、骨折のリスクとの関係がわかったことになりますね。
データの内訳は、10年間の間、49歳〜69歳の76000人(男女)に食習慣などのアンケートを行い、カルシウムの摂取量を計算したそうです。
その結果、カルシウム摂取量が最も少ないグループの腰椎骨折の発生率は、最も多いグループの約2倍だったそうです。
また、興味深いことに男性では相関関係はなんら見られなかったそうです。
やはり、女性はカルシウム摂取を頻繁に行った方が骨折のリスクは少ないようですね。
アンチエイジングの意識調査で、骨粗しょう症が女性にとって怖い病気という結果がでました
日本イーライリリー株式会社(本社:神戸市、社長:ニュートン・エフ・クレンショー)が2008年4月に日本全国の30歳以上の男女(2400名)に「アンチエイジング」の意識調査を行いました。
今回は、その結果をご報告致します。
吉野葛(よしのくず)が骨粗鬆症予防に効果があることがわかりました
http://www.nara-np.co.jp/n_eco/071220/eco071220a.shtml
に記載されていますが、奈良県特産の吉野葛(よしのくず)が骨粗鬆症の予防に効果があることがわかったそうです。
お近くの方はもちろん、楽天などのネットでも通販していますので、購入してみてはいかがでしょうか?
子どもから抜け落ちた乳歯で、骨が再生されるかもしれません
名古屋大学では、子どもから抜け落ちた乳歯から、本人・親の骨を再生できるようになる可能性をひめた
「乳歯幹細胞研究バンク」
を設立したそうです。
同じような試みに、骨髄バンクや臍帯血(さいたいけつ)バンクがありますが、歯の幹細胞のバンクは世界初だそうです。
骨量と脂肪のバランスを調節するメカニズムについての最新情報です
JST(理事長 北澤宏一)は、生体の骨量と脂肪のバランスを調節するメカニズムにおいて、「Wnt5a」という細胞外分泌たんぱく質が決定的に重要な働きをしていることを、マウスを使った研究で突き止めました。(科学技術振興機構報 第435号より)
雪印乳業(株)の「毎日骨ケアMBP®」が売れているそうです
みなさんは、「MBP®」という言葉を聞かれたことはありますか?
これ、骨粗鬆症予防で最近注目の成分なんだそうです。
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所がこのほどミカンの成分と、骨密度の新しい関連性について報告しています。
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所は平成15年度より、「三ヶ日町研究」という栄養学調査を実施していたそうです。
松浦薬業(株)が「筋骨草エキス末の関節疾患に対する有効性」で優秀発表賞を受賞したそうです。
松浦薬業(株)は第24回和漢医薬学会大会という大会で「筋骨草エキス末の関節疾患に対する有効性」について発表し、優秀発表賞を受賞されたそうです。
産業技術総合研究所とメルシャンが、「活性化ビタミンD」を合成する酵素を分離・精製することに成功したそうです。
放線菌という菌があるそうなのですが、その放線菌という菌を使い、「活性化ビタミンD」を合成する酵素を分離・複製できるようになったそうです。
私たちを始め、動物は「ビタミンD」を不活性(実際に働いていない状態)の状態でしか合成できず、その後活性化という過程を経て初めて本来の「ビタミンD」の作用が機能します。
この「活性化ビタミンD」を理科の実験のように化学合成で作ろうとすると、とても高価になってしまうそうで、この新しい方法は、安価で大量生産につなぐ方法として注目できそうですね。
詳しくは、マイライフ手帳@ニュース
http://www.mylifenote.net/003/d_2.html
をご覧ください。
東京医科歯科大学で、脳内物質が骨密度の増減をコントロールしていることがわかりました。
竹田秀・東京医科歯科大特任准教授(骨代謝)らの研究チームが発見したことによりますと、食欲を抑制する脳内物質「ニューロメジンU(NMU)」が骨密度の増減もコントロールしているようです。
マウスの実験で分かったそうです。
詳しくは、ヤフーニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070917-00000010-mai-soci
をご覧ください。
ニュースによると、2050年には骨粗鬆症(骨粗しょう症)患者は何と4500万人に達するそうですね。早く研究が進んで欲しいものです。