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以前話題になった倖田來未の草ダイエットは、骨粗鬆症になる可能性がある?


かなり前になりますが、倖田來未さんが妊娠後の体重をもとに戻すのに、鍋料理の「草」しか食べない「草ダイエット?」をして14〜15kg体重を戻したというニュースがありました。

http://news.mynavi.jp/news/2012/12/28/115/
そのニュースにドクターが、草だけ食べていたらタンパク質不足になり骨粗鬆症になる可能性もあると書かれてありました。

そこで、タンパク質不足と骨粗鬆症とにはドクターが言っているような関係性があるのか?
あるのであれば、どんな関係性があるのかをちょっと調べてみました。

このサイトでもこちらのページで解説していますが、もう少し詳しく調べてみました。

まず、骨はほとんどがカルシウムでできているというイメージが強いですね。
しかし、ことはそう単純では無いようで、骨はカルシウムはもちろん、タンパク質も重要な構成成分になっています。

お肌の美容などで有名になったものに、コラーゲンがありますがこれも実はタンパク質の一種です。
実はこのコラーゲンも骨の重要な成分になっているのです。

http://www0.nih.go.jp/eiken/chosa/ishimi.htm

線維性コラーゲン分子が、少しずつずれてたくさん集まり、線維を作ったものをコラーゲン繊維(線維) (collagen fibril) と呼ぶ。例えば、骨や軟骨の中のコラーゲンは、このコラーゲン線維をつくっており、骨基質、軟骨基質にびっしりと詰まっている。

ウィキペディアより一部引用
http://goo.gl/615SJ


ですので、このドクターが言われていることは正しいといえるかと思います。
また、コラーゲンはタンパク質ですので、体内ではアミノ酸から合成されます。

つまりアミノ酸を吸収しないとコラーゲンはできないのですね。

アミノ酸のほとんどは体内で合成できますが、9種類のアミノ酸は体内で合成できないので食べ物から摂取する必要があります。
これを、必須アミノ酸といいます。
http://goo.gl/ZCuCR

この必須アミノ酸をどの程度含んでいるかを示す指標にアミノ酸スコアがあります。
この数値が100だと必須アミノ酸を含めすべてのアミノ酸が含まれていることになるのです。

この数値が100なのは多くの肉と、植物では大豆になります。
これがいわゆる「大豆は畑のお肉」と言われる所以なんですね。
http://goo.gl/F3vWs

このことからも、植物でも特に良質の大豆や肉を適量摂ることが、骨粗鬆症予防になると考えられるのですね。
何事も摂り過ぎはいけませんが、ダイエットだからといって極端に食べる種類を限定するのも健康を害する恐れが高くなるということなんですね。

追伸:ちなみに「ダイエット」という言葉は食事制限というイメージだと思いますが、実は

なお、ダイエットとは本来「健康的な体型になるための食事療法または食事そのもの」を指す言葉なので、肥満体型の者が食事療法によって体重を落とすことのみを指すのではなく、痩せすぎの人が食事療法により食べる量を増やして、太ることで適正体重に戻す食事療法も「ダイエット」と言う。

http://goo.gl/CYxG
ウィキペディアより一部引用

とウィキペディアにも書いてあるように、健康的な身体になるための食事という意味なんですね。
ですから、極端な食事制限は、そもそもダイエットではないのです。