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旭化成ファーマより開発されていた骨粗鬆症の治療薬である「テリボン皮下注用56・5μg」(一般名はテリパラチド酢酸塩)が開発中止になりました。


以前最新ニュース(http://0109na.xsrv.jp/honeheru/30/137/000648.php)に書いていました、旭化成フォーマの「テリボン皮下注用56・5μg」(一般名はテリパラチド酢酸塩)ですが、今回日本国内での開発を中止するという発表が行われました。

<開発中止の理由は?>

この「テリボン皮下注用56・5μg」(一般名はテリパラチド酢酸塩)を、ゾサノファーマ社が開発した経皮的微小突起薬物送達システムを使って開発販売する予定でした。

この「経皮的微小突起薬物送達システム」は注射をするタイプの薬と違って、薄い膜から薬の成分が浸透するタイプの薬なので、患者さんへの負担が大幅に減ることが期待されていました。

しかし、旭化成フォーマが実施した第1相臨床試験で、旭化成フォーマが決めている次のステージの第2相臨床試験の基準を満たさなかったのが原因ということです。

期待されていた骨粗鬆症治療薬だっただけに、開発断念は非常に残念ですね。
ただ、旭化成フォーマでは薬の成分の「テリボン」は引き続き開発していくようです。

つまり、今回の開発断念はあくまで、薬をどうやって患者さんへ投薬するかの方法について、基準を満たさなかったということで、薬そのものの開発はそのまま続けるということになりますね。

いい方法が開発されるのを期待して待ちましょう。

<ソース元>
旭化成ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2013/me140131.html