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ケチャップで有名なカゴメが、骨の破壊を抑制する物質の解明をシたそうです


東京農工大学工学部とカゴメ株式会社総合研究所が共同で研究したところによしますと、骨の破壊をリコピンが抑制することと、さらにその仕組を試験で明らかにしたそうです。

この研究内容は、ISNFF(国際機能性食品学会)2011年度大会(11月14日〜17日、ロイトン札幌)で発表されるそうです。

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0297113_01.pdf

以下、関係者の方のコメントです、

 歯周病・骨粗鬆症等々、主に炎症が関与する骨の病気は、高齢化が進んでいるため近年は社会的な影響も大きくなっています。
つまり、その予防は重要な課題となっています。
炎症を伴う骨の破壊の原因は(以下骨吸収と表記)はインターロイキン−1(IL−1)と呼ばれる炎症関連因子によって、骨吸収をコントロールする破骨細胞という細胞の数が増えることです。
この研究において、IL−1 による破骨細胞数の増加をリコピンが抑制することを明らかにしました。
このことから、リコピンが骨の病気を予防するという効果が期待できるのです。

■なぜこの研究をおこなったのでしょうか?
 なぜ骨は強くしなやかなのでしょうか?
それは、全ての骨が古くなった部分を自ら壊し、壊された部分を新しく再生するメカニズム(以下骨形成と表記)があるからなのです。
しかし、骨吸収(骨を作るもと)と骨形成(骨を作ること)のバランスが丁度良くならず、骨吸収が極端に進むことがあります。
この状態が、いわゆる骨粗鬆症状態なのです。
 骨吸収には、さまざまな研究により活性酸素が強く関与していることがわかっています。
また、リコピン(トマトに含まれる色素 赤い)は、活性酸素消去能がとても優れています。
このことから、リコピンには骨吸収の抑制効果が期待されます。
そこでこの研究では、リコピンがRANKL(破骨細胞形成誘導因子)発現に与える影響と破骨細胞形成に与える影響とについて検討されたそうです。