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介護費用の増加と骨粗鬆症検診率との密接な関係とは?


介護費用の増加と骨粗鬆症検診率との密接な関係とは?

我が国の介護費用は、年々増加し続けています。
<厚労省 介護費用と保険料の推移>

高齢化に伴い、介護費用の増加は当然予測できることですが、高齢者自身や家族で介護費用の増加を抑えることができることがあります。

介護で最も大変なことの一つに「寝たきり状態になる」ことが挙げられます。
この寝たきり状態になる最も大きな原因の一つが「大腿(だいたい)骨頸部骨折」です。

この脚と腰をつなぐ部分の骨が骨折することで、かなりの割合で寝たきりの状態になってしまいます。
そうなると当然、今まで自立したり介護度が低かったりした高齢者の要介護度が高くなって、介護費用も高くなってしまいます。

それを防ぐために欠かせないのが、「骨粗鬆症検診」なのです。
骨粗鬆症検診では、骨折の原因となる骨粗鬆症かどうかを検査することで、市町村が健康増進法に基づき実施しています。
女性を対象に40歳から5歳ごとに行います。

この骨粗鬆症検診を受けることで、骨粗鬆症予防や早期の治療が可能になって骨折を防ぐことも可能になるのです。
しかし、残念なことにこの骨粗鬆検診の受診率は全国平均で5%以下というとても低い数値になっています。

ですので、この記事を読まれて骨粗鬆症検診をまだ受けていない女性の方は、是非ご自分の市町村の骨粗鬆症検診を受けられることをお勧めします。