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中外・大正製薬株式会社が進めている新薬の臨床試験結果が良好だそうです


中外・大正製薬株式会社は9月22日、両社で日本国内において骨粗鬆症を対象に共同開発を進めている骨粗鬆症の薬の臨床試験がいい結果だったようです。

この両社が共同開発している骨粗鬆症の薬は「ビスホスホネート系骨吸収抑制剤」の一種になります。つまり、骨の成分が分解されて吸収されるのを抑える薬になります。

一般名は「イバンドロン酸ナトリウム水和物、中外製薬開発コード「RG484」、大正製薬開発コード「CT−064」になります。

新しい薬の開発には、必ず臨床試験をクリアしないといけませんが、大きく3つの段階をクリアしなければなりません。各段階はフェーズ鵯、鵺、鶚と言われることもあります。

今回はこの最後の段階、フェーズ鶚で良好な結果が見られたということですので、新薬開発の期待が膨らみますね。

今回の新薬の特徴は、できるだけ投薬回数を減らすということにあります。1週間に1回の投薬が、1ヶ月に1回に少なくれば患者さんの負担が減ることになりますから、立派な進歩になるんですね。具体的には月1回の口からの投与、3ヶ月に1回の注射で効果が海外110国で認証されているそうです。これが日本でも承認される期待が大きくなったと言う事になりますね。


参考サイト
・中外製薬
http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20140922113000.html
・大正製薬
http://www.taisho.co.jp/company/release/2014/2014092201.pdf