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理化学研究所発のビタミンDを詳しく検査できるキットが販売されるそうです


理化学研究所発のビタミンDを詳しく検査できるキットが販売されるそうです

このサイトでも、いろいろな視点からビタミンDと骨粗鬆症の密接な関係を解説していますが、実はビタミンDはこちらのサイトで詳しく解説されているように血中カルシウム濃度によって、24,25OHビタミンDと25OHビタミンDとに分けられます。

つまり、この2種類のビタミンDの濃度を別けて計らないと、正確な血中カルシウム濃度はわからないんですね。

今までの骨粗鬆症検査キットでは、この2種類のビタミンDを分類して検査することが困難でしたので、正確な血中カルシウム濃度がわかりませんでした。

しかし、今回理化学研究所が開発した「ADLibシステム (Autonomously Diversifying Library System)(R)」というシステムを使うことで、2種類のビタミンDを正確に識別できるようになりました。

その結果、いままでより正確な骨粗鬆症の診断が可能となるそうです。
販売は株式会社カイオム・バイオサイエンスが行うそうです。

以下独立行政法人 理化学研究所 発表記事より引用

  • ビタミンDはカルシウムの恒常性、骨代謝などにおいて大変重要な役割を果たすことが知られています。従来法では、24,25OHビタミンDと25OHビタミンD(25ヒドロキシビタミンD)を識別することはできませんが、これを識別することで骨粗鬆症やクル病などの診断に大きなインパクトを与えることが期待されます。