骨粗鬆症(骨粗しょう症) 解説と最新情報!! > 骨折に関するQ&A > どうすれば、転倒を防ぐことができますか?
骨折に関するQ&Aどうすれば、転倒を防ぐことができますか?
これは大きく家の中(室内)と、家の外に分ける事ができます。
まず、家の中を見てみましょう。家の中で転倒を防ぐために大切なことは
- つまづく原因となる段差をなくす。または少なくする。玄関・部屋と廊下など。
- つまづきそうになった時につかまるための手すりなどを取り付ける。
- 水ですべりやすいお風呂をすべりにくくする。すべり止めマットを着替え場に敷く。手すりをつけるなど。
- 夜、暗くて何かにつまづかないように、足下を照らす証明をつける。
などがあります。
詳しくは 財団法人テクノエイド協会のHP
http://www.techno-aids.or.jp/index.shtml
の、中央一番下 「住宅改修情報」→「住宅改修事例」 に載っていますので参考になさってみてください。
次に家の外ですが、
- 家の周り、特に玄関から外の道に出るまでの段差を少なくする。
- 足にあった靴を履く。サンダルなどは転倒の危険性が高くなります。
- 足にからむような、長いスカートやパンツをはかない。
- 気持ちにゆとりを持って、慌てて行動することをしない。
- エスカレーター、階段などではしっかりと足下を見て上り下りをする。
- 歩道が狭い道などを歩かず、歩行者専用道路をなるべく歩く。
- 普段から周りをよく見て、急な変化(車や、自転車、バイクの飛び出しなど)に対応できるようにする。
- 転倒したときに、手をきちんとつけるように両手に荷物などを持たず、なるべく手を自由にしておく。
などが注意点となります。
なかなかすべてを実行することは難しいですが、普段から頭の中に入れて気をつけておくだけで転倒する危険性が少なくなります。
特に急いで物事を行おうとすると体が無理してしまいますので、いつも心に余裕をもって行動するように心がけましょう。