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骨粗鬆症に関するQ&A

骨粗鬆症以外に、骨が弱くなる病気って?その1


骨がもろくなる病気で最も有名なのは、もちろん骨粗鬆症ですが、それ以外に骨がもろくなる病気にはどんなものがあるのでしょうか?

大きく6つの病気が有名ですが、ここではそのうちの2つ
骨軟化症と骨パジェット病について解説します。

1)骨軟化症
骨は硬いというイメージがありますね。
この骨が硬くなっている状態を、骨の石灰化といいます。

つまり、骨が正常に硬くなるには石灰化が大事なのです。

骨軟化症とは、この骨の石灰化が正常にできず、柔らかい骨である類骨という骨の割合が増加する病気です。

大人の場合は骨軟化症といいますが、子どもの場合はくる病といって言い分けています。
骨粗鬆症が骨そのものは正常で骨量が減るのに対して、骨軟化症では正常な骨の割合が減るという違いあります。

2)骨パジェット病
厚労省が認定している、いわゆる難病の一種で、骨の代謝が異常になる病気です。

このサイトでも説明していますが、骨ができるためには、骨芽細胞が行う骨を作る過程と、破骨細胞が行う骨を分解する過程がちょうどいいバランスで行われる必要があります。

しかし、骨パジェット病では、この両方の作用が異常に強くなり、そのためその部分の骨が柔らかくなってしまいます。

骨粗鬆症でも骨が柔らかくなる症状がでますので、どちらの病気かを正確に判断する必要があります。