骨粗鬆症(骨粗しょう症) 解説と最新情報!! > 骨は生き物!! > 骨は生き物!!
骨は生き物!!骨は生き物!!
私たちの体の一部は常に新しく作られたり、こわされたりしています。
血液の赤血球(あの血の色が赤いのはこの赤血球のせいです)や白血球などは、赤血球約120日 白血球はなんと4〜5日ですべて新しいものに入れ替わるんです!!
もちろん、あの硬い骨も例外ではありません。
全身の骨は、常に新しく生まれ変わっていて、1年で20%〜30%が生まれ変わっているんです。
でも骨が生まれ変わるには2つの事をしなくてはいけません。
- 骨を破壊すること
そして破壊した(減った)骨のあとに
- 骨を作ること
の2つです。
1.の骨を破壊することを
「骨の吸収」
といい、
2.の骨を新しく作ることを
「骨の形成」
といいます。
さらに
1.骨を破壊する細胞を
「破骨細胞」
2.骨を新しく作る細胞を
「骨芽細胞」
といいます。
なんかややこしくなってきましたので、ちょっと図にしてみますと
となります。
骨はこの
「骨が減る作用」
と
「骨を作る作用」
のバランスが取れていると健康な骨になります。
しかし「骨が減る作用」が強く「骨を作る作用」が弱くなると、バランスがくずれ、骨の量が当然減ってきます。
これが
「骨粗鬆症の原因」
となるんです。
ですから、骨粗鬆症にならないためには
骨をこわす細胞=「破骨細胞」
と
骨を作る細胞=「骨芽細胞」
のバランスを保つことが大事なのです。
特に骨を作る細胞「骨芽細胞」が働くためには
カルシウム
が必要になります。
だから日頃から適量のカルシウムをとることがとても大切なんですね。