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骨粗鬆症に関するQ&A

妊娠中の喫煙はいけないの?



妊娠中の喫煙は、大きく2つの理由であまりお勧めできません。
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1つ目は赤ちゃんに対しての影響です。
妊娠中の赤ちゃんは、必要な栄養をお母さんの血液から胎盤を通してもらっています。骨形成に必要なカルシウムももちろんその中に含まれます。

お母さんが、たばこを吸うことでお母さんの腸からのカルシウム吸収が十分に行われなかったり、おしっこへカルシウムが出て行ってしまうことが増えたりして、十分な量のカルシウムが赤ちゃんに行き渡らない可能性が出てくるのです。

2つ目は、すでに書きましたがお母さん自身に対しての影響です。
たばこを吸うことで、たばこの中のニコチンなどがお母さんの腸からのカルシウムの吸収を阻害したり、おしっこへカルシウムがでてしまったりして、骨量減少の原因の1つと考えられています。

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この2つの理由から、妊娠中の喫煙は控えた方がよいことになります。