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骨粗鬆症に関するQ&A

どんな運動が骨粗鬆症予防にはいいの?


適度な運動は、骨粗鬆症の予防には効果的な事は書きましたが、では一体どのような運動をどれくらい行えばよいのでしょうか?

どのような運動が骨粗鬆症予防に有効かは、運動を行う人の年齢で変わってきますので
年代別にみていきましょう。

 

  1. 若年期(10代〜40代)
    バレーやバスケットなど比較的激しい運動、とりわけジャンプをともなう運動が骨量を増やすのに有効だと考えられています。ママさんバレーなどはとてもいい運動の機会になるのではないでしょうか。運動量としては1日200kcalぐらいが目安です。

    ちなみに200kcalの運動の目安としては

    速 歩

     

    1時間で5km

     

    ランニング

     

    20分程度で4km

     

    水 泳

     

    約1Kmを20〜30分かけてクロールで泳ぐ

     

    水中歩行はこの2倍の時間をかけると効果的です

    水中歩行は、ひざに負担がかかりにくいので、体重が重い方にはおすすめです

    自転車

     

    約10kmのサイクリング

     


    といったぐあいです。

  2. 閉経後(40代後半〜)
    この時期はバレーやバスケットなどの激しい運動よりも、時期を永く、また続けて行う事をしやすい散歩や、水泳などがお勧めです。

    また、日常生活でもエスカレーターや、エレベーターなどを使わずに階段を使うなど、自分なりに工夫するのもいいですね。

    運動量としては散歩では20分〜30分/1日、歩数では5,000〜7,000歩ぐらいを目安にするといいでしょう。
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    大切なのは、いきなり20分散歩を毎日行うのではなく、2〜3日に1日10分でも良いですので、慣れてから徐々に運動量を増やしていくことなのです。

    また、別の所でも書きましたが、ふとんの上げ下げ、掃除など日常生活での運動も大切なことです。

    東京都福祉保健局 高齢社会対策部 介護保険課が発行している-中高年からの介護予防読本-すばらしい「老い」を求めて-の紹介ホームページに、転倒を防ぐトレーニングの例が載っていますので、ぜひ参考になさってみてください。

    http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/
    kaigo/kaigodokuhon2005/part2/page2/28_31.html