骨粗鬆症(骨粗しょう症) 解説と最新情報!! > 骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの? > 大量ステロイド投与患者さんの骨粗鬆症化制御・骨折予防が期待できる、ビタミンDとアレンドロネートの予防投与

骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの?

大量ステロイド投与患者さんの骨粗鬆症化制御・骨折予防が期待できる、ビタミンDとアレンドロネートの予防投与




これをご覧になっておられる方の中には、病気の治療薬として、大量のステロイド剤を投与されておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?



そういった大量ステロイド投与患者さんに朗報です。




産業医大医学部第一内科学講師の岡田洋右氏、教授の田中良哉氏らの研究グループが発表したところによると、治療を行う時から、ビタミンDとアレンドロネートを同時に投与する、いわゆる「同時予防投与」を行うことによって、骨粗鬆症化制御・骨折予防に効果がある結果が得られたそうです。



大量のステロイド投与患者さんに



1)活性化ビタミンDのみの投与

2)アルファカルシドールとビスフォスフォネート製剤の併用投与

3)アルファカシドールとアレンドロネート製剤の併用投与



の3種類の方法で投与を行った結果上記のような結果となったそうです。



ここで大事なことが

同時投与は骨粗鬆症になってしまう前に、予防的に投与しなければならない

ということですね。



ただ、アレンドロネートを長期間投与する際の副作用等の問題も指摘されているそうですので注意が必要みたいです。