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骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの?

閉経後骨粗鬆症の治療薬ラロキシフェンの投与で、脳卒中のリスクが高まることがわかりました。




米カリフォルニア大学サンディエゴ校のElizabeth Barrett-Connor氏らが、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2006年7月13日号に報告した結果によりますと、閉経後骨粗鬆症の治療薬ラロキシフェンの投与で、致死的(死に至る)脳卒中のリスクが高まることがわかりました。



55歳以上の閉経から1年以上経った女性を対象とした試験の結果だそうです。この試験の結果、乳ガンと椎体骨折のリスクは減ったのですが、致死的脳卒中のリスクは約1.5倍増加したそうです。



ただ、だからといってすぐにラロキシフェンが危険というわけではありません。薬には必ず副作用があります。大事なことは、この副作用と効果のバランスをうまくとるということですね。