骨粗鬆症(骨粗しょう症) 解説と最新情報!! > 骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの? > 前立腺ガンに用いられる治療薬を使うことによる骨量減少を予防することができる可能性がでてきました。

骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの?

前立腺ガンに用いられる治療薬を使うことによる骨量減少を予防することができる可能性がでてきました。



前立腺ガンの患者さんにはしばしば「GnRHアゴニスト」
*GnRHアゴニストについて詳しくはこちら
http://www.j-endoscopy.com/image/pamphlet/GnRHa.pdf

という治療薬が用いられます。しかし、この治療薬は

「骨量が減少する」
「骨折の危険性を助長する」

などの副作用がでる場合があり、注意が必要でした。

しかし、今回米マサチューセッツ総合病院のMarc Dror Michaelson氏が発表した内容によると、この前立腺ガンの患者に

年1回!!ゾレドロン酸を間歇投与するだけで、骨密度や骨代謝回転がいい方向に改善したそうです。


具体的には、ゾレドロン酸を年一回投与し、投与後1年後患者さんの腰椎、大腿骨頸部および大腿骨転子部の骨密度が、投与しなかった患者さんよりもいい方向に改善したそうです。

年に1回の投与で、骨量の減少や、骨折の危険性が低下するので、前立腺ガンの患者さんでGnRHアゴニストを使っておられる方には朗報ではないでしょうか。