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骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの?

リウマチ患者へのビオホスホネート製剤の使用について



関節リウマチの患者さんが、骨粗鬆症を同時にもっている場合、患者さんの日常の生活がかなり抑制される事となります。 また、骨粗鬆症の患者さんへの投薬として、ビオホスホネート製剤が使われることがありますが、今回オランダ・ライデン大学のM.Güler-Yüksell氏らが、行った大規模臨床試験で、



ビオホスホネート製剤は、骨粗鬆症への骨密度の低下抑制(骨密度が減るのを押さえる働きですね)は効果があるが、関節破壊の進行は止めることができない。

という事を発表しました。




残念ながら、ビオホスホネート製剤は、骨密度の低下抑制に効果はあっても、関節リウマチの患者さんの関節破壊の進行抑制はできないということが、臨床試験で分かった事になります。
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