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骨粗鬆症になったらどんな薬を使うの?

週一回の投与で大丈夫な骨粗鬆症治療薬が発売されました。



週一回の投与で大丈夫な骨粗鬆症治療薬が発売されました。
そのお薬の名前は
ビスホスホネート製剤のアレンドロン酸(商品名:フォサマック、ボナロン)35mg錠
といいます。



では、このお薬のどこが画期的なんでしょうか?



このビオホスホネート製剤は今までは毎日飲まないといけない薬でした。
このビオホスホネート製剤は、強力な骨の吸収を抑制する働きがあり、骨粗鬆症の治療薬としてはポピュラーなものです。



しかし、このビオホスホネート製剤にも、他の多くの製剤と同じように

副作用

があります。



具体的には

1)毎朝起きたら服用し、少なくとも30分以上は横になっておかないといけない。30分ぐらいは食事もだめ。

2)胃腸障害を起こしやすい

などがあげられます。




この毎日の服用が今回の週一回の投与ですむのであれば、2)の胃腸障害が少なくなると考えられるからです。



「一度に1週間分飲んだ方が、胃腸障害は起こりやすいんじゃないの?」
と思われた方、ごもっともなご意見ですが、実は胃腸障害は飲んだ量ではなく、飲んだ回数に依存するので、できるだけ回数は少ない方がいいのです。



しかも、薬の効果は、毎日服用している場合と変わらないそうです。
また若干ですが、薬代も少なくて済むそうです。



ですので、胃腸障害に悩むことが少なくなるこの薬の登場は、お医者さんからも注目の的だそうです。
押さえておきたい薬ですね。