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骨粗鬆症はどうやったら防げるの

骨粗鬆症予防で大事な食事の栄養素について


ここでは、食事中の栄養素の代表的なものについて説明していきましょう。
  1. カルシウム(Ca)
    カルシウムは骨の構成要素の中で、最も主要なミネラルです。
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    カルシウムの量が体内で不足すると、骨が溶け出し人体に必要なカルシウムを保とうとします。

    なので

    カルシウム不足→→骨量低下

    となるわけですね。
    カルシウムを十分に取っている地域と不足がちな地域の人では、カルシウムを十分に取っている人が、骨折の発生率が低いというデータもあります。

    カルシウムは、

    ・体が成長する小児期
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    ・授乳をしているお母さん
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    の時期に特に注意をして取るようにしましょう。


  2. リン
    骨を作るミネラルとしてリン酸は、非常に大切なものですが、取りすぎるとカルシウムの吸収を低下させてしまいます。
    いわいるスナック菓子にはリンが入っていますので、スナック菓子の食べ過ぎには注意しましょう。
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  3. タンパク質
    タンパク質の一種コラーゲンは、「では、骨はいったい何でできているのでしょうか?」に書いたように、骨の重要な成分の1つです。ですからコラーゲンが不足すると、骨の質が悪くなると考えられます。


  4. ビタミンD
    腸からカルシウムを吸収するときに、大事な調整役をするのがビタミンDです。
    実はビタミンDは

    日光浴

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    によって皮膚で紫外線の作用で合成されるんですね。ですから1日中家やオフィスに閉じこもらないで、適度に日光に当たるようにしましょう。
    あまり当たりすぎると皮膚ガン発生の可能性も出てきますのであくまで適度の日光浴が大切です。

    仕事などが夜中心で、「日光浴なんてできないよ」という人は、サプリメントなどで補充する事が大切です。


  5. ビタミンK
    ビタミンKは、緑黄色野菜や納豆(商品リンク)に含まれています。

    このビタミンKは骨のなかにある、オステオカルシンというものの働きを良くして、骨の質をよくするビタミンといわれています。

    納豆をあまり取らない、外国人や西日本の人たちは、大腿骨頸部骨折が多いのですがその理由の1つに、ビタミンK不足が考えられています。


  6. フラボノイド
    植物から取ったフラボノイドは、女性ホルモンに似た作用をすると考えられています。

    閉経後すぐの女性では、骨が体に吸収されるのを防ぐ役割があると考えられています。
    フラボノイドと同じような効果があるものに、大豆に含まれるイソフラボンという成分もあります。

    これらの各種成分を忙しくて毎日なかなか取れないので、効率よく取りたいという方はこちらにサプリメント類を紹介しています。参考になさって見てください。

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