骨粗鬆症(骨粗しょう症) 解説と最新情報!! > どんな症状がでたら骨粗鬆症の疑いがあるの? > こんな自覚症状がでたら要注意!!(背骨と骨粗鬆症の密接な関係)

どんな症状がでたら骨粗鬆症の疑いがあるの?

こんな自覚症状がでたら要注意!!(背骨と骨粗鬆症の密接な関係)


自覚症状がでにくい骨粗鬆症ですが、もしもこんな自覚症状を感じたら要注意です!!

  1. 背中の痛み
    背骨(脊椎)は骨粗鬆症になると、非常にながい時間をかけて骨折を起こします。この場合の骨折は、腕の骨折のように大きな骨折ではなく、非常に小さい骨折で、「微少骨折」と呼ばれています。

    この段階では、ほとんど痛みはありません。
    しかし、この微少骨折が起こり始めると、次の段階として背骨(脊椎)そのものがつぶれる「圧迫骨折」
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    という骨折を起こす危険性があります。
    ころぶなどのきっかけで、「微少骨折」が、「圧迫骨折」になる場合もあります。

    この圧迫骨折はひどい痛みをともないますので、背中に痛みがあったら骨粗鬆症の疑いがあるということです。

    また、背骨がつぶれるということは、骨と骨とのすきまが狭くなるということですので

    ・身長が低くなる
    ・背中が丸くなったように見える

    といった、外から見ても分かるような変化があります。

    さらにこの脊椎圧迫骨折は、脊椎のレントゲン写真で診断することができます。背中にひどい痛みを感じたり、身長が3cm以上低くなったら一度病院でレントゲンを撮ってもらいましょう。

  2. 呼吸困難・食欲不振・胃もたれ など
    1.で書きました背骨の圧迫によって、背骨の形がくずれてしまうと、内臓を取り囲んでいる骨全体にも影響を及ぼします。

    内臓を取り囲んでいる骨も変形しやすくなり、胃・心臓・肺などの臓器を圧迫します。
    その結果、呼吸がしにくくなったり、食欲がなくなったり、胃がもたれたり 等といった症状が現れてきます。注意しましょう。