骨粗鬆症(骨粗しょう症) 解説と最新情報!! > 骨粗鬆症とはどんな病気 > 骨粗鬆症の診断基準(このようになったら骨粗鬆症です)

骨粗鬆症とはどんな病気

骨粗鬆症の診断基準(このようになったら骨粗鬆症です)



sindankijyun.png

骨粗鬆症の診断は今まではお医者さんが、レントゲン写真から骨の状態を診て「骨粗鬆症」と判断してきました。

でも、その後骨粗鬆症の判断をするお医者さんが増えたり、はかる機器が増えたこともあり、今では全国共通の骨粗鬆症の診断基準が決まっています。

つまり昔は基準があいまいで、お医者さんによって判断がまちまちだったのが、全国共通の基準になったのですね。

それでは、その基準をみていきましょう。

 

  1. 骨の中には骨の中の部分を作っている骨梁という部分があります。
    この量が少なくなっている時。
    または、骨の中のCa(カルシウム)の量が若い人(若年成人といいます)の平均値より20%以上少ない場合に低骨量(骨粗鬆症)と判断します。

  2.  胸椎や腰椎の部分がレントゲンの検査によってつぶれている状態であること。
    または、骨の中のCa(カルシウム)の量が若い成人より30%以上減っている、かつ胸椎や腰椎の中の骨梁が多く無くなっている場合、骨粗鬆症と判断します。

ポイントは

骨量・骨の弱り方が正常の骨量・骨の弱り方より激しい場合と考えるということです。

kotusosyousyoutohandan1.png

また、骨粗鬆症の判断基準に年齢は入っていないという事もポイントです。
例え若い成人女性でも、上に書いていますように、骨量が平均より70%以下であれば、骨粗鬆症なのです。
これは特に、最近多い「ムリなダイエット」を行った結果、「骨まで弱くなってしまった」という例があることからでもわかると思います。